マレーシアで不動産投資を始めるときには、現地で使われる不動産関連の用語を理解しておくことが大切です。この記事では、初心者が押さえておくべき基本的な単語とその意味を解説します。
1. Property Title(プロパティタイトル)
物件の権利証明書に該当するものです。不動産がどのような種類の権利で管理されているかを示します。
- Freehold(フリーホールド)
永久所有権を意味します。購入した不動産を半永久的に所有できます。 - Leasehold(リースホールド)
期限付き所有権(通常99年)。期限が切れると政府または土地所有者に返還される可能性があります。
2. SPA(Sales and Purchase Agreement)
売買契約書のことです。不動産取引において、購入者と売却者が交わす重要な書類です。
- Deposit(デポジット)
契約時に支払う頭金(通常は物件価格の10%)。 - Completion Date(コンプリションデート)
売買契約が完了する最終日を指します。
3. MOT(Memorandum of Transfer)
所有権移転証書。購入した物件の所有権を正式に購入者に移転するための書類で、手数料や印紙税がかかります。
4. Loan Agreement(ローンアグリーメント)
銀行と締結する住宅ローン契約です。マレーシアでは外国人でも物件価格の最大70%程度まで融資を受けられる場合があります。
- Interest Rate(インタレストレート)
ローンの金利。マレーシアでは変動金利が一般的です。 - Margin of Finance(マージンオブファイナンス)
融資比率。物件価格に対してどの程度の融資を受けられるかを示します。
5. Quit Rent(クイットレント)
土地税の一種で、毎年支払う必要があります。地方自治体が管理しています。
6. Assessment Tax(アセスメントタックス)
固定資産税の一種で、地方自治体が不動産の価値に基づいて課税します。通常、半年に一度支払います。
7. Defect Liability Period(欠陥保証期間)
新築物件の引き渡し後、不具合があればデベロッパーに修理を依頼できる保証期間です。通常、24ヶ月が一般的です。
8. Vacant Possession(VP)
物件が完成し、購入者に引き渡される状態を指します。このタイミングで購入者は鍵を受け取ります。
9. Stamp Duty(印紙税)
不動産購入時に発生する税金。物件価格に応じて段階的に課税されます。
10. Real Property Gains Tax(RPGT)
不動産売却益税。不動産を売却して利益が出た場合に課される税金で、所有期間によって税率が異なります。
11. Earnest Deposit(アーネストデポジット)
購入意思を示すために支払う保証金(通常物件価格の2%)。契約成立後に頭金の一部に充当されます。
12. Strata Title(ストラタタイトル)
集合住宅(コンドミニアムやアパート)で使用される所有権証明書。共用部分(エレベーター、駐車場など)の管理規定が含まれます。
13. Property Agent(不動産エージェント)
不動産取引をサポートしてくれる専門家。エージェントを選ぶ際には、資格を持っているか(REN番号の確認)を確認しましょう。
14. Foreign Ownership Rules(外国人所有規則)
マレーシアでは外国人が不動産を購入する際、最低購入価格がエリアごとに設定されています。例えば、クアラルンプールでは物件価格が 100万リンギット以上 の物件に限定されることが一般的です。
15. Maintenance Fee(メンテナンスフィー)
コンドミニアムやサービスアパートの共益費。清掃、警備、施設の維持費に使用されます。
まとめ
マレーシア不動産投資を成功させるには、これらの基本単語を理解し、現地の仕組みをしっかり把握することが大切です。不動産取引は高額な投資ですので、不明点があれば必ず専門家に相談しながら進めましょう。
このように基本単語を押さえておくことで、マレーシアでの不動産投資をスムーズに進める準備が整います!
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